2020年7月11日(土)
待ち遠しい日がやってきました。今日からサマーキャンプです。これまで、子どもの森保育園のサマーキャンプは本来ですと今日から明日までの2日間の日程で行われるところですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためお泊まり無しで規模を縮小して実施することとしております。取り急ぎ、最初の日程の「自然探検」の様子をお知らせいたします。
自然探検は、沖縄市の倉敷ダムに出かけました。ダムの周辺にはたくさんの施設がありますが、「やんばるの森(ヤンバルムイ)」でベースキャンプを張りました。眼前の川には、遠くやんばるの自然の水を送水管で運んできて流しているらしく、やんばるの自然の小さな生き物(エビやカニ小魚等)が住んでいます。小さな生き物との出会いを楽しみにしているおともだちは、どんな出会いがあったことでしょうか。
「何かいるよ〜!」の声が聞こえると、おともだちが一斉に反応して集まり出します。「ドキドキ、ワクワク」気分でしょう。
石をひっくり返したり、腰を屈めたりしながら視線は水の中に集中です。
小さな生き物は石に隠れているのが多いことを自ら発見したのでしょう。徹底して大きな石の底の周辺を探しています。
「石の底の周囲に生き物はいるはずよ」と、先生から教えられるのは単なる情報でしかすぎません。自分で探し当てたときの体験が確固たる知識を得るのであり、子どもたち自ら自分で知る環境をつくってあげることが、私たち大人の勤めですね。「冷暖自知(れいだんじち)」という言葉がありますけど、まさに、自分で知ってもらうようにするしかないですよね。
ベースキャンプ地から見たやんばるの川の南西方向全景写真です。遊びに夢中になっている内に、いつの間にか薄暗くなってきました。
反対方向です。北東方向の全景写真です。空には黒い雲が広がりかなり暗くなっています。お昼をとる頃にはパラパラっと雨が落ちてきましたが、激しいものではなくすぐに止みましたので続けることができました。
虫取りを楽しむおともだちの様子です。ここ、やんばるの森には水辺の生き物だけではなく、珍しい昆虫類もたくさん住んでいますよ。日頃、子どもの森の園舎前公園で毎日セミ取りをしているおともだちにとっても別の昆虫との出会いを求めて張り切っています。
セミはクマゼミだけではなくアブラゼミ、そしてトンボ、ちょうちょ、トカゲなども見られました。